宝塚沿線でもとても有名なお寺さんのひとつ、中山寺へ行ってきました。
ここには子どもの安産祈願として戌の日詣りにも来ましたし、梅園を楽しみに来たことも何度もあります。
が、今回の目的はあくまでも西国七福神巡りです!
というわけで、広大な敷地内にたくさんのお堂や寺院があり、見どころも多い中山寺の細かい紹介は、また別の記事でさせていただきますね。
全部書くとすんごい文字数になると思われますので……。
ちなみに西国七福神としては「寿老人」ですが、そもそも中山寺では境内だけで七福神が揃ってしまいます。
ですので、ここではあくまで「阪急沿線七福神巡り」として、寿老人の参拝をしてきました!
▼関連記事 阪急沿線七福神めぐりの記事はこちら
*中山寺の基本情報
・正式名称:紫雲山中山寺
・山号:紫雲山
・宗派:真言宗中山寺派
・創建年間:
・本尊:十一面観世音菩薩(重要文化財)
・開山:聖徳太子
・札所:西国三十三所第24番 他
・西国七福神:寿老人
・住所:兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
・アクセス:阪急電車宝塚線 中山観音駅より徒歩1分
・営業時間:9:00~17:00(電話受付時間)境内は24時間入山可能
・休業日:なし
・駐車場:なし(周辺の私営駐車場を利用)
・公式サイト:https://www.nakayamadera.or.jp/
・電話番号:0797-87-0024(代表)
・歴史
中山寺は、古来「仲山寺」と呼ばれていたそうです。
年数は不明ですが、聖徳太子によって創建されたという伝説があり、草創の場所は現在の奥の院がある場所とされています。
奥の院は今の中山寺から徒歩で50分ほど歩いたところにあります。
奈良時代には大寺院であったと言われ「極楽中心仲山寺」と呼ばれていたとか。
718年頃、徳道上人によって開かれた西国三十三所観音巡礼の第1番札所になりました。
しかし後に、花山(かざん)法王の巡礼の順序に従ったことで第24番所となり、現在まで続いています。
ご本尊の十一面観世音菩薩はインドの勝鬘夫人(しょうまんぶにん)が女人救済の彼岸を込め、自信を模して刻まれた尊像と伝えられており、安産や求子の観音様として信仰されてきました。
皇族、貴族、武家(源頼朝など)、庶民からの深い信仰を集めましたが、1578年に始まった荒木村重と織田信長との戦の火によって全山が消失。
その後、安土桃山時代に豊臣秀吉が中山寺に祈願して豊臣秀頼を授かったとされています。
慶長年間に現在地に移転し、秀頼により、戦火によって荒廃した伽羅の再建がなされました。
江戸末期には、中山一位局が明治天皇を出産するときに安産祈願をし、無事に出産したことから日本で唯一の明治天皇勅願所になっています。
参考:中山寺パンフレット、中山寺公式HP「中山寺の歴史」
・お祭り情報など
中山寺は数多くのお堂もあるため、年中行事も多くあります。
毎月のご縁日は「戌の日の安産祈祷会」「18日のご本尊ご開扉法会」「21日の弘法大使御影供」ですが、月々の行事は公式ホームページをご確認ください。
▼中山寺公式HP「年中行事」
*中山寺の境内案内
では、参拝をしましょう!
前述したように、今回は西国七福神巡りのみにフォーカスしてお届けいたします。
阪急の駅から出たら、本当にすぐにお寺さんです。
こちらは駅前。
表示も100mになってますね。
駅を出ると山側に向かっての風景はこちら。
この商店街を歩いた先に、すでに中山寺の門柱が見えていますね。
こちらの道も普段は空いていますが、お正月や戌の日などはかなり混み合います。
昔はもう少し両側にびっしりとお店(お土産物や食堂)が並んでおり、おもちゃを買ってほしがった記憶があります。
残念ながら、今は元気のない古いお店も多いですね。
到着です。
この日はちょうど秋祭りが開催されており、提灯がありました。
本山だけあって、山門もとても大きく立派ですよね。
こちらは別名「望海楼」とも呼ばれていて、昔はこの山門の上から遠い海が眺められたそうですよ。
1646年に徳川家光によって再建されたもので、兵庫県指定文化財となっています。
悪いものが境内に入り込まないための関所でもあるため、山門上層内部には地蔵菩薩、閻魔王、司命、司録が祀られ、下層には亜形・吽形の仁王像と獅子・狛犬が祀られています。
ちょうど七五三のシーズンだったので、境内にはたくさんの可愛い子どもさんがいたのですが、何人かは怖がってましたね、仁王像 (;^ω^)
はい、山門をくぐれば、まっすぐに一本の道が本堂があるエリアまで続き、左右には5つの寺院が並んでいます。
今回は七福神巡りであるため、そのままサーっと進んで本堂エリア下の階段のところまで行きますよ。
ここには寺務所や五百羅漢堂、閻魔同などがあります。
中山寺の本堂は上の写真の左側に見えているエスカレーターやその隣の階段をさらに上がったところにあります。
が、私の今回の目的は七福神の寿老人なので、このエリアで左へ曲がります。
こちらは無料画像からお借りした寿老人です。
杖や桃を持ち、鹿を連れた姿が特徴ですよ。
【寿老人】
中国の伝説上の人物で、道教の神仙(神)。
南極老人星(カノープス)の化身とされており、七福神の一柱とされています。
頭の長い老人の姿をしておりお酒が好きで、不死の霊薬を含んでいる瓢箪を運び、牡鹿(長寿と自然との調和のシンボル)を従えています。
500円を寺務所で支払い、印もいただきました~。
・中山寺俯瞰図と本堂
中山寺のHPからお借りした俯瞰図です。広いですね~!
画像出典:中山寺公式HP
そして寿老人が目的と言えど、本堂を無視するわけにはいきません。
こちらもお参りいたしました。
このあと、もともと中山寺の中にあったけれど現在は別場所にある「市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)」にも参拝しました。
市杵島姫神社については、以下の記事で紹介しています。